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「うつなら薬で治る」にも疑問符が?

先ほど「うつは脳の病気だから、うつなら薬で治る」という意見を紹介しました。

しかし、この考えを否定するようなこんな実験があります.。


2164ペアの一卵性双生児を対象にしたテストです。

うつを発症した一卵性双生児を観察します。一方がうつになった場合でも、同じストレス下で生活・仕事をしているもう一方は、どうなったと思いますか?

うつを発症しませんでした。

DNAも同じ、そして、同じ環境・同じ条件ならば同じようにうつ病の症状を発症してもよいはずだと思いませんか?しかし、一方は発症しても、もう一方は発症していない。

必ずしもストレスからうつになるとは言えないということです。ストレスによってうつが発症するという今までの定説にも疑問が残るということになります。

また、セロトニンの分泌量が減少すると発症するといわれているうつですが、セロトニンに関する次のような実験が行われています。その実験でも、こんな結果が出ています。

有力な原因といわれるセロトニンに関してもこんな実験結果が出ています

セロトニンの有効性を確認するためのマウスを使った実験です。

マウスに抗うつ薬を注射することで1時間ほどでセロトニンの分泌量が増加しています。これほど短時間でもセロトニンの分泌量は増加するということが分かりました。

抗うつ薬を服用した患者は、通常1~2週間ほどで症状に変化が見られます。その間の症状を抑えるのに安定剤なども一緒に服用することになるわけですが、この効果が表れるまでの期間に矛盾が生じています。

そして、服用した方の中には効果の現れない方もいます。もし、セロトニンの減少が原因でうつを発症するならば、抗うつ薬を摂取直後にうつの症状に変化が見られるはずであり、抗うつ薬は即効性のあるものであってもおかしくありません。そして、ほとんどの方は同じように効果が出ても良いはずです。

しかし、実際に効果が出始めるには2週間程度のタイムラグがあります。そして、効果にも違いがあります。

これは、一概にセロトニンの減少だけが原因ではないのではないか?

そのようにいえる例ではないでしょうか。

仮説にもとづいて治療が行われている。

つまり、メカニズムが解明されているというわけではなく、抗うつ薬も仮説に基づいて処方されているにすぎません。

原因が分からないままとりあえずの治療を行っているのが現在のうつの治療の現状なのです。

ですから、医師が書いた本というだけで内容を妄信してしまうと、今行っている治療以外にも効果が高いかもしれない「あなたにあった治療法」を見落とすことにもなりかねません。

症状や改善の過程も様々。これが絶対という方法は今はまだありません。

その人その人によって良くなる方法は違います。あらゆる情報、あらゆる手段を使って下さい。そして、自分の方法を見つけてください。

誰に対しても決定的な治療法は確立されているわけではなく医師の経験や直感に頼るところがいまだ多いのです。沢山の治療法があります。

医師の治療は受けながらも様々な手段を行いながら自分に合った方法を見つけていく必要があるということです。

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